開き直ったネオン街 静寂が五月蠅い夜の街
季節外れの蟬時雨 昨日の僕は行方不明

僕のフリした狐に木枯らし 夕暮れのカラクリの後味が
百足みたいに地を這うチクタクと

あぁ 僕じゃない僕が頽れて 光って泣いてって分かりきってても
すり抜ける嘘と愛が混ざり合って 終わらない季節が宙を舞う
微笑みすら偽り故 夢と見紛う「ゐとをかし」

昨夜の記憶が霞み曖昧 財布の紐は既に傀儡
微笑みは彼方へ 戯れは何処へ

私の夢青天の霹靂 朝焼け夜這いごとの種明かし
鴉みたいに彩る チグハグの

あぁ 私という人を消し去って 翳って歪んでもう何もいらんのよ
絡み付く嘘と愛が混ざり合って 終わらない季節が宙を舞う
涙跡すら化粧故 私を知りたい？「夢で会をふ」

あぁ 僕じゃない僕が頽れて 光って泣いて分かりきってても
嘘だと言えよ全部捨て去って 消え去る僕の影が宙を舞う
偽りの全てが崩れ去って ってそれ嘘だぜ「ゐとをかし」